キュウリの花とハナアブ

5月の連休前に植えたキュウリは背丈が1.5mほどに生長し実がなり始めました。毎朝食べているキュウリですが、これからしばらくは自給が始まります。ポリポリといった音がするだけで、これと言った特徴のない野菜ですが、わが家ではキャベツとトマトなどと一緒に一年中食べています。キュウリがないと寂しいし暑い夏は体を冷やす効果があるとか…。
このキュウリは雌雄異花、つまり同じ株に雌花と雄花の2種類の花が咲きます。順序が逆ですが、この写真は雄花。カメラを構えていると偶然ハナアブが飛んできました。これから雄花の蜜を吸います。キュウリは蜜をあげるかわりに雄しべの花粉を雌花に運んで貰うのです。「運んで貰う」と言っても、恐らくハナアブにしてみれば「運んであげる」などといったことではないはず。蜜を吸いにきただけ。その時雄しべなどに体や足が触れて「花粉がくっつくだけ」でしょうから。

こちらが雌花。雌花はかわいいキュウリのbabyの先端に咲きます。こうして二枚の写真を並べてみると雌花と雄花の違いは一目瞭然ですが、さっきのハナアブが飛んできて今度は雌花の蜜を吸っています。雌花の蜜を吸うとき体につけた花粉を雌しべにつけるはずですが、このハナバチはちゃんと花粉を運んできたのか?

畑にあるウリ科の野菜はキュウリのほかに、ニガウリ、ズッキーニなど。どれも雌雄異花で花の色は黄色。ウリ科の植物は、虫の力を借りて受粉するために虫の目につきやすい黄色の花を咲かせるのだというのですが、これはホントでしょうか。

  • きょうの一枚 ユズの実

初めて花を咲かせた畑のユズにbabyが…。果たしてちゃんとした実になるかどうか。

↓ランキングに参加しています。応援をお願いします。
にほんブログ村 その他生活ブログ 雑学・豆知識へ
にほんブログ村 写真ブログ 昆虫写真へ