根古屋の大ケヤキ


 きのうは、山梨県の須玉に出かけました。天然記念物に指定されている大ケヤキを見るためです。昔は、ここは信州の佐久などに抜ける交通の要所で関所などがおかれていたそうです。いまは根古屋神社と呼ばれる小さな社があります。
その境内に2本のケヤキが立っており、それぞれが田木(たぎ)、畑木(はたぎ)と呼ばれ、田木が早く芽吹くとその年の稲作は豊作、畑木が早いと畑が豊作という言い伝えがあるそうです。2本とも国の天然記念物に指定されており、写真のケヤキはそのうちの1本です。
樹齢1,000年、幹の周りが約11mもあって、老齢化して内部は空洞化し樹勢も衰えてきています。重みで枝が折れることがないように支柱が設置されたり、元気を回復するための取り組みなどが行われています。