アゲハ、ユズの扶養力


こんな写真はアップしたくなかったのですが、これが現況です。とうとうユズの木が丸裸になりました。初夏の頃から幼虫*1がいたのに、その頃はユズには大した被害は出ませんでした。
小さな幼虫が4,5齢になるといなくなっていたので、幼虫を保護するため試験的にネット*2をかけてみました。成虫が誕生すれば、ナガサキアゲハの幼虫に似た4齢の緑色の幼虫*3の正体を突き止めることができるのではないかという問題意識もありました。
しかし、ここまでユズが裸にされるとは想定していませんでした。鳥たちが食欲旺盛な大型の幼虫を食べることでユズが守られていたわけです。
裏返して考えると、かなり厳しい淘汰が行われているため、アゲハの卵が成虫になる確立はかなり小さいのです。厳しい試練を乗り越えたものだけが子孫を残すことができるのですが、人手を加えるとそれが簡単に変わってしまうわけです。それにしても餌不足をどう解消したらいいのか、困ってしまいました。