冬支度

11月もあますところ1日。月平均気温が植物の生育に必要な5℃を切るには、まだ少し間があります。気温が低下すると植物の活動は低下し、畑の野菜もベランダの植物も冬支度を始めます。自然界にある植物は、自ら冬越しを準備し越冬するのですが、南米原産のパッションフルーツのように低温に弱い植物を関東で栽培する場合、人手を加えないと枯れてしまいます。
ということで、まずパッションフルーツの冬支度。高さ1mほどで剪定し、簡易の温室に入れる?かぶせるだけですが。

来春は3年目を迎えるので、プランターのなかの根は相当つまっているかも知れない。この対策をどうするか。

しかし先週土曜日、仕事で訪ねた富山県入善町で見つけたこの株にはびっくり。1個だけ青い実をつけていたが、これで越冬するのか。

この夏、撮影した動画。蕾が開き始めて数分で満開になる。3本の雌蕊と5枚の雄蕊、そして色鮮やかな花びらとモジャモジャの髭。ひょうきんな姿が風に揺れる様子はかわいい!というか…。

続いて、モリンガ。さまざまな効用が言われる一方で副作用の指摘も。わが家の苗はまだ小さいので、来年の楽しみですが、それにはきちんと越冬させなければ、ということで、透明な袋ですっぽりと覆いました。袋には、日射しをあびて水滴がついていますが、これで冬を越してくれれば大成功。

袋の上部の穴からのぞくと…。いいね。

次は畑のソラマメ。ここにありますが、種を蒔いてからひと月あまり。白いマルチシートは光をはじきかえすので、地温がそれほど上がらないという予想が的中して、被覆のあるなしにかかわらず、ほぼ同じような生育結果となっている。いまのところ、アブラムシの姿はない。ネットの効果かもしれないが来年春、これをとりのぞいたときどうなるか観察が楽しみです。

ついでにほかの野菜の様子です。まず一番はハクサイ。しっかり結球して、そろそろ4キロに近づいているかも知れない。収穫が楽しみだし、この冬支度はキムチづくりですが、昨年は22日が第1回目。今年は10日ほど遅い結果だが、まぁ今年が標準でしょう。

1株根腐れしただけで順調。

キャベツも結球して、そろそろ食べ頃。

ケールがすくすく伸びている。大きな葉は顔よりでかい。この季節は、害虫が活動を停止しているのでまったく虫害なし。

アヤメユキという名の蕪も食べ頃。



  • 「ヤマワサビ」

まず、この写真から。細めの根を切り取り、水をいれたトレーに入れておいたら2週間でこうなりました。凄い生命力です。

もちろん、これはお隣のSさんに頂いたもの。栽培の様子です。

これが掘り取った根。すりおろすと、ワサビと同じような辛み、香り、風味があります。

発芽した苗をプランターに植えてみました。

wikipediaにはこうあります。


セイヨウワサビ
英名
horseradish
ホースラディッシュ(horseradish、学名:Armoracia rusticana)は、アブラナ科の耐寒性の多年草。和名はセイヨウワサビ(西洋山葵)。別名にワサビダイコン、フランス名(raifort)由来のレフォール(レホール)、ウマワサビ、西洋ワサビ、英名の直訳でウマダイコン。 北海道では、清水に育つ本ワサビ(水ワサビ)と区別するため「蝦夷山ワサビ」「山ワサビ」「野ワサビ」「根ワサビ」と呼ぶ。
特徴
フィンランド、東ヨーロッパが原産。先の尖った60センチほどの明るい緑色の大きな葉が特徴である。日本では、明治時代に食用として導入された。現在は、北海道を中心に野生化しアイヌワサビ、エゾワサビと呼ばれている。野生化したホースラディッシュは形質が不安定になりやすく、地域ごとに変種が生じやすい。現在ではアメリイリノイ州が世界需要の80%の生産を担っている。アメリカでは、コモンタイプとボヘミアンタイプの2品種が知られている。
白色をした根には強い辛味があり、すりおろしたものはローストビーフの薬味として欠かせないものとされる。また根を乾燥させ粉末にしたものは、粉ワサビやチューブ入り練りワサビの原料となる。 ホースラディッシュの辛味成分は、カラシと同様に配糖体で存在するため、すりおろすことで酵素が作用して辛味と香味が発現する。
北海道では、すりおろしたものに醤油をかけて薬味として使用したり、醤油漬けにしてご飯のおかずにする。