米ナスとパクチー、そしてジャム

米ナスの下で育つパクチー。これには、いろいろありました。
まず米ナスから。天候異変にかかわらず、わが家の夏野菜は好調なことは、以前に書きました。とくにナス科の調子がよくて、なかでも1株しかない米ナスが際立っている。ほかの夏野菜は全部片づけたのに、米ナスだけはまだ花をつけて実をならせているんです。2m×1.6mの広さに枝を延ばしています。

後ろから根元をのぞくと、こんな具合。長い枝を支えるため、支柱をたててあります。

最新の花と実の様子はこうです。これくらいの実が、まだ5個なっており、そのほかに花が20個ほど。ここはタマネギやニンニク、ソラマメ、スナップエンドウの植え付け準備が迫っており、じつは早く片付けたい区画です。

「秋ナスは何とか」といいますが、この米ナスが、皮からやわらかで実がとろっと甘く、見様見真似で料理を楽しみたい週末クッカーにとり願ってもない食材。これまで50個以上収穫したかも知れません。

いろいろと試しました。これは米ナスのガーリックステーキ。

一方のパクチーは、ナスの下に植えて6月末に1回収穫したのですが、あとはそれっきり。

ベランダに植えたのになかなか成長せず、今年の野菜の失敗の見本みたいなもの。こちらは一度も収穫できませんでした。

ところが、これが小さな、かわいい花を咲かせたのです。セリ科の植物の花はいろいろです。

畑の米ナスの下の収穫し残した株も花をつけていました。この季節のものは、結実は無理らしい。パクチーの栽培は、もう少し研究が必要というのが今年の結論でした。


  • ジャム・ウィーク

ところで今週はジャム・ウィーク。妻はジャムつくりで忙しかったようです。まず常緑ヤマボウシ。6月はたくさんの花をつけたのに、その後どんどん落下して結実は僅か。しかも、実の熟す時期に幅があるので、昨年の経験を生かして早く赤くなったものを冷凍保存しておき、あとで収穫したものとあわせて使います。
作り方は、2年前の記事があります。
http://d.hatena.ne.jp/yoshicom/20131027
どんな味がするのとよく聞かれますが、何と答えたらいいのか。芋きんとんのような、ジャムらしからぬ魔法の味…。

そして、ローゼル。今年は、あまり大きくならないうちに実を収穫して、ガクのトゲトゲしたところを丁寧にはずして。

丁寧につくったこと、そしてガクの柔らかいものを使ったせいか、優しい味のジャムができました。