心地よい雨音

7月16日の雨(約78ミリ)以来、降らない日が続きました。それが一昨日(14日)の夕方になってザーッと音をたてて強い雨が降り出しました。あわててベランダから写真を撮ったら、太い雨粒が糸をひいて落ちる様子が。雨音がこんなに心地よいものだとは!そして、空気がしっとりと湿気を含んで、ほっとした気分を味わうことができました。雨で苦労しておられる皆さんには申し訳ないのですが…。
その雨も30分ほどで止んだような気がします。気象データを確認したら、29.5ミリとあるので、1時間当たり60ミリ程度は降ったのか。それだと結構強い雨だったということができます。文字通り「干天の慈雨」。人もひと息ついたが、畑の夏野菜もこの雨で救われたことでしょう。
この時期は盆休みを利用してハクサイの準備をする季節。基本的には奥さんがやります。ここ数年は、8月後半が猛暑と雨不足のため、ベランダで苗をつくり、9月中旬に畑に植えるという手順で進めていますが、今年もそうすることにしました。盆の合間を縫って、ハクサイの種や培養土を買いにいったり、プランターの用意をしたり…。アブラナ科の種子の発芽は早い。種まきして三日目の今朝は、もう芽が出てきました。
このハクサイは、今年で10年目を迎えるキムチづくりの大切な素材。天候の変化や害虫の行動を先取りして、無農薬栽培で大玉のハクサイを育て、順調に進めば年内には第1回のキムチづくり、となるわけですが、さて今年はどんなことになるのか。
まず14日夕方の雨の様子から。空から落ちてきた大きな雨粒が糸をひいて樹木の枝や葉に当たり、滴となって落ちて行きます。少し手振れしています。久しぶりの雨で木々もほっとしているかも知れません!

翌朝は少し暑さがおさまったとはいえ、涼しいうちに畑へ。赤いトウガラシ。

絶好調のナス。葉に穴をあけた虫がいる。

今年は数の少ないウリハムシ。ズッキーニの葉が固いのか。

渋柿はここに植えて3年目。20個ほどの実がなっています。ヘタ虫の被害はほとんど少ない。これからかも知れません。

地這いキュウリ。昨日3株植えたら、さっそくウリハムシの被害が。昆虫は美味しい物を知っていると見えます。赤い円のなかが食痕。ひと晩でこれだけ。

仕方なく自衛措置の防虫ネットをかけました。

ベランダでハクサイの苗づくり。もう小さな芽が出てきました。

  • きょうの一枚

アブラゼミシマトネリコの幹に、口吻と呼ばれる針を刺して食事中。

こちらのツクツクボウシは、プラムの幹に針を刺しています。固い木に細い針を刺すには、何かの工夫があるはずです。

セミもアブラムシも、もとはカメムシ目。体長3ミリほどの小さなアブラムシさえソラマメの茎に針を刺して汁を吸うのですから。