パソコンのひび割れ

「ひび割れ」と書いたところで、厭なことを思い出しました。1月頃から職場のパソコンが不調なため、メーカーのサポートを受けながら、OSを再インストールしたのですが良くならない。メーカーに直してもらうことにして2月18日に引き取りの業者が、「預かり証」と引き換えにパソコンを持って行きました。2日ほどしてサポートから電話が入り、その言い分にビックリ。要約すると「タッチパッドの横にひびが入り、パソコンの裏側にも小さな傷がある。引き取り業者はよく確認せず引き取ったので、当方に起因しない傷の修理は有償である」というのです。
「預かり証」には、「傷なし」に確認のチエックが入っています。その点に関する先方の言い分は、引き取りした運送業者は、きちんと確認せず、預かり証を作成したので、傷に気付かなかった可能性が高いという。これには、誠にオッたまげました。自分のサポート体制を平気で否定してしまう。誰を信頼したらいいのでしょうか。
それに自称“Scientific farmer”は、生き物や野菜だけでなく、モノを大切にする性分。精密機器であるパソコンに至っては、衝撃を与えるとHDなどに悪影響があるので慎重に取り扱っている。パソコンのキーボード部の「ひび割れ」などは、まったく心当たりのないことです。サポートから送られてきた写真を見ても、どうすればこんなひび割れがつくのか、よほどの状況があったんだな、と口あんぐり状態でした。(2本の白い縦筋は紙の折れ目です)

パソコンを手渡した瞬間から、メーカー側の善管義務が発生しているはずです。メーカー指定の引き取り業者は、メーカーのサポート手順に沿って引き取りしたわけで、これが日本国の大人の社会で起きたことなの?別世界の出来事ではないかと疑いたくなる展開でした。世界有数のパソコンメーカーの対応ですからね。サポートとのやりとりでは埒があかないので3月初めに、本社(社長)あてに手紙を書きました。
さっそく本社サービス事業部のご担当から「今回は申し訳ない。社としての対応を検討するため確認のお電話をさせて頂いた。引き取り業者が良く確認していないようだが、引き取り業者から工場に入る時点でも確認しておらず、どうしてそういうことが起きたのか調査中である。今後はサポートでなく、私が対応するので、よろしく」と何とも、頼りがいのありそうな電話を貰いました。やれやれと言った気持ちで、「こちらは壊したものを預けた覚えはない。サポートから届いた写真で驚いている。早急に修理して返してほしい」と言って、電話を切ったのです。ところが、ところが、これが2週間が過ぎても、その後は全く音沙汰なし。パソコンを持って行ってから、はやひと月が経過。
やむを得ず、自宅のパソコンをリュックに入れて職場との間を往復している毎日です。じつはこのパソコンは職場の機種があまりにも機能、操作性が良いので、自前で購入した1台。いまのところ機械の性能はいいが、この社の体制だと、ひょっとしたら、これもそのうち…と疑いたくなります。
いま世界の耳目を集めている出来事のひとつにマレーシア航空機の行方不明があります。発生は3月8日。行方不明になってほぼ2週間、懸命の捜索が行われているにもかかわらず、なぜ消えたのか、事件か事故なのかを推定する手がかりさえ見つからないという、航空機事故史上、例を見ない出来事です。

わが職場の「パソコン事故」。どう処理すべきかは子供でもわかりそうなものです。しかし、きちんと解決されないので困っています。と愚痴っぽいことが多くて申し訳ありません。パソコンの修理をメーカーに依頼する際の対応として、ご参考になればと思い紹介した次第です。パソコン退潮の流れがあるとはいえ、あまりにも対応が悪いと思いませんか。