台風18号

昨日16日は、久しぶりに台風が上陸して列島を北上したため、各地に大きな被害がでました。とくに京都市内や福知山市宇治市などでは河川が氾濫。報道でしかわかりませんが、観光シーズン前の観光地の被災、そして稲刈り直前の田んぼの冠水など、本当に忌まわしい結果となりました。
台風を前にしたわが家の悩み。柿の木やハクサイがどうなるかなどは、そうした大きな被害と比べるべくもない、些細なことです。とはいいつつも…、今年のフユウガキは豊作で、カキノヘタムシの被害を乗り越えた40個ほどの実が着々と成長中です。しかも最近、強風に吹かれたことがないとなると、このままでは甚大な?被害が心配されました。

そこで、一計を案じて、といっても、台風が近づくたびに行う対策ですが、キューリネットで柿の木を覆い、その四隅を地上に固定する。そして柿の枝や幹が風で揺れすぎないようにする。ただそれだけのことです。
しかし、これが効果があるんです。台風一過、畑に行ってみると…。わずかに1個、小粒の実が落ちただけ。ほっと胸をなでおろしました。

本当は、一番の心配は、そうした具体的な手立てのないハクサイとエダマメです。防虫ネットは、風に対しては何の役にもたちません。手前と一番奥がエダマメで、いま莢が1〜2cmになっています。その間がハクサイ。運を天にまかせるしかありません。

案の定、奥の方のエダマメは、風でネットがはがれていました。莢が見えており、ネットがないと害虫のカメムシなどが飛来します。

そして、手前のエダマメのネットは大きな支柱で補強しておいたせいか、一部がはみ出しただけで、何とか原型を保っていました。でも、なんだか服がはだけたみたいで、恥ずかしくなるような恰好です。

問題は、このハクサイです。

移植して10日ほどで、すくすくと成長した葉が風に吹かれて、捻じれたり、撚れたり、中には折れた葉もありました。まぁ、こんなものでしょう。

倒れた株を起こし、浮いた根に土をかけたりして、ほぼ原状を回復。せっかく伸びかけたハクサイにとっては、大きな試練でした。

高さ2m以上になっていたローゼルは、支柱を補強しておいたのですが、如何せん、頭が重かったのでしょう。でも、もともと丈夫な植物ですので、もう一度起こして支柱をたてたら、こちらもほとんど原状に回復しました。

ひとつだけ、強風にびくともせず、凛としていたのがこのスィートスプリング。じつに、あっぱれです!。春に植えたら、すぐに花が咲き2個だけ青い実をつけました。風に吹かれて、枝が折れたり実が落ちたりせず、平然と立っていました。思わず、なでなでしたくなる!

ということで、台風前後のわが家の畑の現況はこんなところです。


  • きょうの一枚 今夜のお月さま

台風一過、空気が澄んでいるせいか、今夜の月はとても綺麗です。いよいよ彼岸、これから日毎に秋が深まります。