久しぶりの雨

きのうは、久しぶりに雨が降りました。雨量は17ミリ。毎年、関東の4、5月の雨量は少なくて、今年もきのうを除けば、ここ2週間の雨量はわずかに1.5ミリ。4月末に夏野菜を植えたけど土はガラガラでした。

水不足は、悪いことだけではありません。雨が少ないおかげで、例年になく甘いスナップエンドウの味を楽しんでいます。

17ミリの雨ってどの程度の雨か。結論から言えば、しっかり地中にしみていました。けさスコップで土を掘り返してみたら、スコップの深さまで水がしみているのがわかりました。乾燥しているように見えますが、じつはしっとりと湿っていました。

植栽直後は、乾燥や風の被害を防ぐための「風よけ」をかけていましたが、トマトが顔を出してきたので、きょう、それを外しました。野菜の種類は、これまでのところ、トマト5本(赤3、黄色2)、ナス3本、ピーマン3本、シシトウ2本、トウガラシ2本、ニガウリ2本、エダマメ2種類、インゲンマメ2種類でしたが、きょうは、これにオクラ5株、モロヘア2本、ズッキーニ2本を追加したので、狭い畑は、もうギリギリです。あ、アスパラも4株植えたんだ。

もうトマトは花が咲いています。今月末には、収穫できるかも知れませんね。

それぞれ野菜の個性があって、このなかで栽培が難しいのは、ズッキーニかも知れません。ウリハムシという名の昆虫、うどんこ病などの病虫害だけでなく、雄花、雌花の別があって、きちんと受粉しないと綺麗な実がとれません。株だけは大きく成長する割に、収穫が少ないのです。カボチャの仲間にしては、気難しい野菜?というか、関東の夏が苦手なだけかも知れません。

昨年植えて、いま成長している代表が、冒頭のスナップエンドウのほかに、タマネギ、ニンニクです。ニンニクはとても順調で、家庭菜園を始めたころ、悩んでいたのが嘘みたいです。
とくに今年は鹿児島からもってきたジャンボニンニクの花芽が、ぐっと伸びてきました。この花芽は、ふつうのニンニクの芽と同様に食べることができるらしいのですが、どんな味わいか。楽しみです。

生垣の前に伸びているのですが、拡大してみると、まるで、ネギ坊主みたいです。ふつうのニンニクは、青森産のホワイトニンニクという種類ですが、こちらは今のところ、1本も芽が出ていません。これから出るのかも知れません。

ズッキーニにしても、ジャンボニンニクにしても、慣れない土地に植えられて、戸惑っているかも知れませんね。
よく書きますが現在、私たちが食べている野菜のほとんどは外国産。遠くは奈良時代の頃から、仏教とともにさまざまの野菜が渡来して、私たちの生活を支えてくれているのです。四季の変化があって、しかも南北に長く、まわりを海に囲まれていることもあり、気候が多様で、いろんな野菜ができるのです。そうした日本に生まれて感謝です。願わくは、国土の特性を生かして、安全・安心で、美味しい野菜をたくさんつくって、楽しみたいし、少しでもそうした楽しみを分けてあげられればいいのですが。

  • きょうの一枚 ミカンの白い花

スイートスプリングという名のミカンの苗が花を咲かせました。畑の柑橘類は、これとユズの2種類。

ユズは、どうしたのか、今年はアゲハの餌の役割しかしない予定のようです。