ソラマメのない畑

最近、畑に出かけて何か物足りない気がしてならないのです。原因はわかっています。それは毎年植えてきたソラマメが植わっていないからなのです。「苦闘」というと、少し大げさですが、農薬をかければ簡単なのに、頑固にソラマメの無農薬栽培にこだわってきました。今年はソラマメがないので、そんな苦労がありません。昨年夏、妻が帯状疱疹にかかったこともあって全体に畑の作業が押してしまい、今年はソラマメを休んでしまったのです。
しかし何年も苦闘してきた相手がいないとなんとなく寂しいもの。ひょっとしたら、ソラマメの成否よりこのアブラムシの観察が楽しみだったのではないか、などと自問自答しています。今年も隣の畑では、ソラマメアブラムシが大繁殖していますが、これを見るととても複雑な気分です。

連休前半は、トマトやナス、ピーマン、キュウリなどの夏野菜を植えました。毎年のことなので、あまり書くことがないような気がします。あらかじめ植穴にしっかりと水をまいておき、苗を植えつけ、乾燥防止をかねて敷き藁をして、風よけのビニールカバーをかけてあります。

雨水の浸透を抑えるため、上の写真手前のトマトだけは、昨年に続き黒いシートでマルチしました。品種改良が進み、10年前とはくらべものにならないほど甘い実がなるようになりましたが、そうした品種改良の成果でなく、栽培方法を工夫して、旨いトマトを育ててみたいものです。1週間もすれば、風よけのカバーから顔を出すはずです。


‐きょうの一枚 ポピーの蕾
ポピーには、面白い習性があります。蕾は地面に向かって垂れ下がっていますが、開花直前になると短時間で、空に向かって蕾を立ち上げます。その様子をいつか、動画にしたら面白いだろうな!