いろいろの花芽

2週間あまり前にジャガイモを植え、先週はスナップエンドウに支柱を立てた。使い古したポールとキュウリネットを使ってつくったガッチリした支柱は、春の嵐が吹き荒れてもビクともしないはずです。そのうち蔓が伸びて支柱に這い上がり、白い花を咲かせ始めます。

きょうは昨日から雨模様。昼過ぎにようやく雨がやんだので、1週間ぶりに畑に行ってみると長崎・五島産の名花「玉の浦」が一輪咲いていた。先端に白い線がついていて、覆輪と呼ばれる花びらがこの椿の特徴。冬の寒さが厳しかっただけに、この花の開花で本格的な春到来を感じます。

椿の前の赤ネギに、赤い色の見慣れないものがついていた。ネギ坊主のようです。このネギを育てるのは初めて。厳しい冬を越して、赤ネギは花を咲かせようというわけです。

開花がひと月以上遅れた梅も、ようやく満開になりました。梅の花は清楚。ただ写真的には地味で桜にはかなわない。花の少ない時期に咲いてこその価値なのですが…、幸い桜も遅れているので、ようやく面目を保っています。

昨年から実をつけ出したソルダム(スモモ)の花芽が膨らんでいました。不安定な天気が続き、遅れ気味の木々も、春本番を感じているようです。

こちらはサンタローザ。2種類のプラムの中では、こちらがはるかに先輩格。昨年はたくさんの赤い実をならせたが、この花の数を見ると今年も豊作なのかも知れないとつい期待してしまう。

ビックリグミの新芽が成長して、小さな花芽が見え始めました。いつもだと、こうした新芽にはビッシリとアブラムシがついているのに、今年は厳しい寒さが幸いしたのか、まったく姿が見えません。これならスス病が発生せず満開の花を楽しめるかも。そして大きなグミの実がなるかも知れません。

ルッコラも花芽を伸ばしてきた。ソラマメのコンパニオンプラントとして植えたのに、いつの間には主役然としている。ソラマメは成長しすぎて風と寒さで悲惨な状態。それでも暖かくなればひこばえが伸びてくることを期待したいと思います。

セイヨウカナメモチの新芽。この中から花芽が伸びて、独特の花を咲かせるはずです。

このようにわが家の小さな畑にも、いよいよ春が訪れて、遅れ気味のスイセンやチューリップなども花が咲くでしょう。

種から育てたクリスマスローズが花を咲かせ始めた。背丈が低いので写真を撮るのが難しくて苦労しました。


東京新宿 0.062μSv  大阪市0.080μSv(いずれも地上1mで測定した空中放射線量、3月24日付け日本経済新聞