皆既月食と初霜

昨夜は寒波のおかげで空が晴れわたり、しかも月が南東の空高くにかかるという好条件に恵まれたため、2007年7月以来とされる完璧な皆既月食を見ることができました。始まりは9時45分頃で、これが15分後の10時01分の様子です。

ほぼ15分おきにシャッターを切ったせいか、意外と月食の進行が速く感じられました。これが50分後の10時54分。

そして三日月がどんどん細くなり、11時5分過ぎに明るい光が消えた途端、赤銅色?オレンジ色というのか、普段では見ることのできない不思議な色の月が見え始めました。月の明かりが落ちたおかげで、周りの星の明るさが増したようでした。写真をクリックしてオリジナルサイズでご覧ください。

そして約50分後の10時50分過ぎには、ふたたび明るい月の光が輝き始めました。

満月を回復したのは25時30分過ぎで報道よりも10分以上遅かった。3時間30分も空を眺めるなんて久しくなかったこと。

高い位置にある月を長時間見上げたために首を痛くしたり、カメラのファインダーを覗くのに苦労した方が多かったのではないでしょうか。



  • きょうの一枚 初霜

10日の朝は初霜、ソラマメやキャベツは早速、その洗礼を受けていた。野菜たちは、毎朝こんな寒さを味わうのです。これも、写真をクリックしてオリジナルサイズでご覧ください。