キムチ教室

先週の土曜日は市内で開かれた「キムチ教室」。広報誌で記事を見つけたので申し込んだところ受講できることになったのです。通知のハガキには「定員20名を超える34名の応募者があり、本来なら抽選のところ講師のご好意により、全員参加が可能になった」という趣旨が書かれていました。なんと粋なはからいではありませんか。
じつはわが家のキムチづくりは今年で5年目。これまで、WEBでみつけたレシピを参考に、いろいろと試行錯誤してきました。基本はシンプル。ただし昨シーズンは激辛のものをつくってしまったりと、なかなか自他ともに認める美味しいキムチはできません。「失敗は成功の母」とか。ここまで回を重ねながら試行錯誤してきたおかげで、そろそろ完成の時期が近い。そんな気分で5年目を迎えようとしていた矢先でした。
当日はわくわくするような気分で、日ごろの雑事を忘れて会場のコミュニティセンターに出かけました。度胆を抜かれたのは30人あまりの参加者のうち、男性は私ともう一人で、わずかにふたりだけだったこと。もう少し多いと予想していただけにちょっと冷や汗ものでした。

それでも受付をすませ、先生の指示に従い、5人1組に分かれて、白菜1個分のキムチをつくるために必要なヤンニョンづくりから始めることになりました作り方の基本と材料はほとんどわが家のものと似ていました。
似ていたということは、少し違うところもあったということ。それはどこかというと、まずわが家のレシピではアゴ(トビウオ)の出汁をつくり、その中に唐辛子やリンゴのすりおろしなどを混ぜ、最後にダイコンやニンジンの千切り、そしてニラ、ネギなどをいれるのです。
ところが新しいやり方は出汁を使わず、いきなりダイコンの千切りにニンジンの千切りを混ぜ、唐辛子などを混ぜこむのです。つまり水は加えず、ダイコンなどの野菜の水気だけで唐辛子などの調味料を混ぜ込むこと。それから二つ目の違いは、唐辛子の分量が少なくわが家の半分程度だったこと。さらに3点目は、甘味を出すために使う蜂蜜のかわりに白砂糖50g、アゴ出汁を使わないかわりに味の素小さじ1、白ごま大さじ1を加えたことでした。
今後のために書きとめておきます。本当は、わが家のレシピと比較表をつくるといいのかも知れませんが。
<材料>ハクサイ1個、ダイコン(中)1本、ねぎ1本。ニラ半束、ニンジン1本、りんご半分、切り昆布20g、あみの塩辛100g、おろしニンニク100g、唐辛子(細)30g、唐辛子(粗)30g。

白菜は先生が自宅で塩漬けしたもの。これを水洗いして水気を絞りとり、ヤンニョンを葉と葉の間にたっぷりとはさみ、最後に全体の形を整えて容器に入れればできあがりです。全員が白菜1個分のキムチを持ち帰ることになりました。参加費1500円にしては、お得な教室ということかも知れません。キャッチフレーズは「家庭で美味しいキムチ作り」。先生が「これで本当に美味しいキムチができるんですから!」と強調していたので、たぶん美味しいのができるんでしょう。2,3日で食べられるそうで、果たしてどんな味なのか、楽しみです。
形が不ぞろいなのは、ハクサイの大きさがまちまちだったせいです。それでも、こういうとき(*_*)なら綺麗に始末するのですが、これが男のなんとやら、ということでお許し下さい。畑の白菜は、いよいよ芯がたち始めました。

ヤンニョンの残りも持ち帰り。アゴ出汁を使わない分、ダイコンの千切りの存在感が出ています。


  • きょうの一枚 紅心(ダイコンの1種)

一見したところ、カブのような形の大根です。

薄くスライスして、甘酢につけると、鮮やかな紅色になります。これも珍しい野菜栽培の名人Sさんからの頂きものです。ご馳走様でした!