葉もの野菜の栽培

今年9月の降雨が15ミリと少なかったことを知って、あらためてその季節に植えたルッコラコマツナ、ホウレンソウ、チンゲンサイの栽培を振り返ってみました。
じつは、葉もの野菜と呼ばれるこれらの野菜づくりですが、ホウレンソウ以外はあまりうまくいった試しがないのです。
これが9月初めに種まきして1週間後。きれいに芽が出そろったところです。
ハクサイ、ダイコンには目の細かい防虫ネットをかぶせてあるのに、こちらはモンシロチョウを防ぐ程度の目荒なネットだけ。このあたりに大きな誤算がありました。

3週目を迎えて大きく育ちましたが、よく見るとルッコラ以外は虫に食べられて穴だらけ。主にカブラハバチの被害です。それに土は乾燥してガラガラの状態です。

これがカブラハバチの親子。成虫は、体調1cm程度。幼虫は色が黒くて体調数ミリから大きいものは2cm程度になります。とにかく繁殖力が旺盛でよく食べてくれます。こちらは、割り箸で黒い虫をつまみとるだけ。多勢に無勢でとても人力だけでは追いつかない。

結局、ルッコラとホウレンソウ以外は収穫が期待できないので、ぜんぶ抜いてしまいました。
モンシロチョウとカブラハバチなどが活動する時期に、葉もの野菜づくりをするには、目の細かい防虫ネットをかけるべきでした。
ついハクサイの防虫対策に集中しすぎて、こちらが手薄になったこと、それに冒頭に書いたように雨不足もあったので、この結果は仕方がないかなと感じるのですが、防虫ネットと種まき用の培養土を組み合わせて使うことで「無農薬・葉もの野菜づくり体系」を完成させたいものです。

それで、いまスクスクと育つ葉もの野菜です。羮(あつもの)に懲(こ)りて膾(なます)を吹く、とはこのこと。もう蝶や蜂の姿は見えないのに…。そろそろ保温用のシートの方がいいかも知れません。
奥のネットの中の左端は9月に種まきしたルッコラです。

−桜の紅葉
桜の葉がハラハラと風に舞って、いよいよ秋深しです!


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