ブリュッセルの店頭の野菜

ブリュッセルでは、ホテルの近くにコンビニとスーパーの中間くらいの店があったので、どんな野菜が売られているものか、のぞいてみました。
きれいなトマト、キュウリ、タマネギ、パプリカ、レタス、ニンニク、カボチャ、ニンジン、豆類などが整然と並べられていた。どこで生産され、どういうルートでこの店に届くのか。菜園家としては、おおいに興味を惹かれるところです。
それにカットされた果物、マンゴー、パイナップル、スイカ、メロン、ブドウの詰め合わせ、オランダのゴーダチーズ、ハム類、それにビールやワインなどのアルコールもたくさん並んでいました。北駅の間近なので、駅で降りた人たちが立ち寄って買って帰るのかも知れません。
日本で食べられる野菜のうち、ここにないのはハクサイやダイコン、キャベツといったところでしょうか。

値段は少し高め。これは野菜だけでなく食料品全体に言えるかも知れません。お金を支払う感覚として、日本では千円札、ヨーロッパでは10ユーロ札(=約1400円)が見合う感じがして、その分だけ食事の値段や物価が東京より高いという印象を受けました。あるいはブリュッセルは国際機関が所在するせいで、物価が高止まりしているのか。庶民の暮らしはどうなのか。
かつて世界一の物価高といわれた東京ですが、どうも、最近の情勢変化、特にデフレ気味の経済のせいで、必ずしもそうではなくなったような気がする。これは喜ぶべきか、悲しむべきなのか。もう少しそうした視点でオランダ、ベルギーと日本の物価を研究して見ると面白いことがわかるかも知れません。

さて、わが家の畑はどうだったのか。きのうは早速、旅行の荷物を簡単に片づけてから行ってみました。8日に台風が通過してその後の状態を確認できないまま成田へ行ったのですが、久しぶりの畑は一気に秋が深まったという印象でした。
最初に目についたのが常緑ヤマボウシ。風に吹かれ、さらに最近の気温低下で緑だった葉は秋の色に変わりかけて、自慢の大きな実は落ちたりひび割れして数がかなり少なくなっていました。今年の収穫は期待しない方が賢明なようです。注意して梢の方を見ると、丸々と太ったオオカマキリハラビロカマキリの姿が見えました。オオミズアオをねらっているようです。

オオミズアオは6頭もいてムシャムシャとヤマボウシの葉を食べていました。ほとんどの新芽が刈り取られたようになっています。この分だと来年の新緑に何らかの影響が出るかも知れません。
イヌマキには産卵中のオオカマキリの姿もありました。

ネットの中のハクサイはほぼ予想どおり。これまでの経験から、この1週間はハクサイの手がもっともかからない時期だいう読みがぴったりだったようです。ただし、ネットの外のハクサイは好天続きだったのでしょうか、それにムシの被害もあったようで、すでに枯れかかっていました。

順調に成長してそろそろ芯が立ちはじめていました。ネットの中はムシの被害も少ないようです。

例年だと9月には片づけていた夏野菜たち。ナス、オクラ、キュウリは終わり、トマトだけがしっかりと完熟した実をたくさんつけていました。これが、昨日のトマトの収穫で、このほかにナスやルッコラがとれました。