驚くべき土のちから

土の中に潜伏するヨトウムシの卵や蛹、幼虫を駆除したい。そんな意図で黒いビニールで土を覆ったのが先週末のことでした。

その後、どうなったか。黒いシートをさわってみると確かに熱い。なかの土もかなり熱くなっているのではないかと感じました。
そこで効果を確認するため、1週間ぶりに開いてみたら大小の蟻が歩き回っていた。蟻は暑さには強いようです。さらに土を耕転したら、なんとミミズが数匹、それに写真のようなコガネムシの幼虫らしいものが出てきました。要するに、表土は熱いがその熱は土中に伝わっていないのです。

これが、コンクリートなどの人工資材だったらどうなのか。測定したわけではないのですが、自然の土に比べて熱の伝導度が大きいので、かなり深いところまで熱くなるのではないかと想像します。
しかし、土は熱をそれほど深いところまで伝えない。だから、灼けるような日射しに長時間さらされても、植物の根がその熱で焼けることは滅多にないし、それが原因で枯れてしまうことはない。もちろん水の吸収が遮断された場合は別ですが。

うっかり、これまで見のがしていたことですが、新ヨトウムシ対策をやってみて再確認できた「驚くべき土のちから」でした。地球上に土があるから植物が生存しその緑が繁茂するおかげで、大小の動物が栄え私たち人間の暮らしがあるのです。やはり土を大事にしなければ…。いまさらのことですが、きょうの結果に満足している菜園tific Farmerでした。
ところで、ヨトウムシ対策はどうなるか。黒いフィルムによる地温の上昇効果はあまり期待できないような気もしますが、一度始めたことなので継続することにしました。


−きょうの一枚  唐辛子
好天続きで、いい具合に乾燥してきました。ヘタが緑色のものは、とりたてということです。

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