ツマグロヒョウモンの羽化

ここの最後のところに、ベランダで発見したツマグロヒョウモンの蛹の写真があります。じつはその後、もう1個ベランダのクレマチスの鉢の中で見つけていました。それがけさ羽化したのです。下の6コマの写真のうち、右側の一番上が最初の発見の状態。

手振れしてしまいましたが、オレンジに黒い点がついているのが蝶の体で、蛹からほとんど抜け出しています。そのあとが傑作。羽化脱出したばかりなのに、仰向けになって空に向けて突き出した足の上に蛹の殻を乗せて、クルクルとまわし始めたのです。それが右下の二枚ですが、動画が撮れず残念! 10回ほどまわしたら気がすんだのか、ムクッと起きだして鉢の中を歩いて、菊の幹にのぼり昼過ぎまでじっとしていました。そして昼過ぎにはどこかに飛んでゆきました。
ツマグロヒョウモンの蛹は、5月6日の写真のように、胸に2個ずつが対になった3組の銀ボタン合計6個をつけ、その他に10個ほどの突起がついています。なかの蝶が抜け出すと、その銀ボタンのところはスケスケ。蝶の組織が透けて銀色にみえていたということのようです。

この蝶の好物は、ビオラなどスミレの仲間の植物です。もとはもっと南の方に棲息していた蝶ですが、温暖化によって、日本列島を北上しているそうです。


−きょうの一枚  アオイの仲間の植物
これも、イギリス産の野草のひとつかも知れません。今年春から急に成長を始めて、花が咲き始めました。タチアオイに似ています。

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