元旦の朝

明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

元旦。正月の朝のことをこう呼びますが、「旦」は「地平線から昇る太陽」をかたどった文字らしい。科学などといった難しいものが発達する前から、地平線に昇るお天道様の恵みをあがめてきた先人たちの知恵は、じつに奥が深いと感じます。英米語では、New Year といたってシンプル。
シンプルついでに書けば、大晦日英米語で New Year's Eveと言うらしい。これは「新年の前夜」という程度の意味の表現で、これまたシンプル。「大晦日」だけでなく、「除夜」など辞書を紐解かなければ知りえない深い語源を備えた言葉に恵まれた日本人としては、その面だけはちょっと鼻高々です。
しかし、経済のグローバル化とかで、昨年は米国発の金融危機の直撃を受けて世界経済は大揺れでした。国内の主力企業も、軒なみ減産で厳しい決算となりそうです。その煽りで地方も雇用も台所も大変。決して、鼻高々などは言っておれない状況ではないでしょうか。こうした危機の影響はどこまで及ぶのか。どのあたりで収まるのか。今年は、計り知れない「不安」を抱えた一年になりそうです。
しかし、「明けない夜はない」とかいう諺があります。時間がどの程度かかるかは別にして、この事態もいずれ収束に向うことを期待して、今年一年、無理をせず、健康で心豊かなものにしたいものです。
根を張り芽を出し枝を伸ばし、蕾をつけて花を咲かせ、実をつける植物には大晦日も元旦も正月休みもありません。環境の変化にあわせて一途に生きる植物や小さな生き物たちに教えられながら、御託をならべる一年になりそうです。今年も気長におつきあい下さい。
写真は暮れに頂いた梅の鉢植え。蕾がほころんで梅の花の香りが漂っています。英語で言えば、差し詰め New Year's decorative apricot treeとでも言うのでしょうか。

  • きょうの一枚  大晦日の夜の三日月

この12月1日にスマイル・ムーンの形をしていたのに、左目にあたる星が1個どこかにいってしまった、お月さんと金星。このあと、お初参加者もあって賑やかにわが家流の年越しとなりました。この日のためにとっておいた頂きもののワイン、自家製梅酒はgoodでしたが、ヤマボウシ酒を忘れてしまいました!

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