ジンチョウゲの香り

 早春の花の香りといえば梅ですが、それが終わるといよいよジンチョウゲの季節がやってきます。
ジンチョウゲの香りは梅に比べて格段に強いので、夜帰宅する時などにどこからともなくまったりと夜風に乗って漂ってきます。人によって好き嫌いがあるかも知れませんが私は大好きです。その香りによっていよいよ春本番が近いなと感じるわけです。
ところで、図鑑で調べて初めて知ったのですが、この木も中国原産とか。日本には野生のものはないということです。
それに、和紙の原料として知られるミツマタやコウゾも、同じジンチョウゲ科の植物。そういえば、花の形や香りはまったく違いますが、どこか樹木の姿かたちや、簡単に折れそうにない強靱な枝振りはよく似ています。勉強になりました。