アゲハの蛹の運命

 この前の日曜日のことですが、ユズの木にいたアゲハの蛹の姿が2頭とも見えなくなっていました。先々週、枝から落ちかけていたので、細い糸で固定し直したばかりでしたが、その糸もちぎられていました。畑に飛んでくる鳥が見つけて食べてしまったのではないかと想像しています。あと一ヶ月もすれば成虫になって空を飛び回ることができたのではないか、と思うと自然の摂理とはいえ、ちょっとかわいそうな蛹の運命でした。
これで、ユズの木についていた3頭の蛹は、わが家のベランダに越してきたものだけになりました。こちらは、その後も変化はありません。ユズに産みつけられた卵が、幼虫になり、さまざまなリスクを乗り越えて、蛹になっても無事に成虫になるまでには、さらに大きなリスクがあるんですね。



 


鳥は、どのようにして畑の隅にある小さなユズの木の蛹を見つけたのでしょうか。人間が土をいじると、すかさずどこからか、飛んできて作業を見守っていますが、ひょっとしたら蛹を固定する作業を見ていたのでしょうか。とすれば、鳥の監視力は凄いし、こちらが迂闊だったということになります。
渡り鳥のジョウビタキですが、しばらくこの辺りで生活しています。この方が犯人ということではありません。でも、時々飛んできて、ジャガイモを植える作業を見守っていました。