茨城・真壁町のひな祭り

 きょうは真壁町のひな祭りを見てきました。それほど広くない町の中心部を東西に通じる数本の通り、それに交差する路地の両側の個人の家や魚屋・肉屋・靴屋・酒屋さん、そして旅館などの玄関や縁側、奥の間にさまざまのおひな様が飾られていました。
全部で171箇所というから驚きです。年代的には江戸・安政の逸品から最近のものまで、また大きさも豪華な8段飾りから、内裏様とおひな様の2体だけとか、あるいは手のひらに乗るような小さいもの、京風で内裏様が右側にあるものもあったりと、色々でした。しかし、どれも祖母が実家から嫁ぐときに持参したとか、孫娘の初節句に買ったのだとか、それぞれにご家族の思い出が込められた品々です。

酒屋さんの店先で、ビールが入った冷蔵庫と酒の展示棚の間に飾られたひな飾り。さすが、酒屋さんらしく、見学者には甘酒がふるまわれていました。もちろん、ご馳走になりました。


県外からの見学者も増えてきたそうです。なかには外国人の姿も見られました。この町は文化財に指定された、古い建築物や蔵が建ち並んでおり、来訪者に楽しんで頂こうと、毎年おひな様を飾り始めてから、今年で6年目だそうで、年々賑わいを増しているとか。