ビルの谷間のコブシの木

 最近、土日に県外に出かけることが多くて、畑に行けません。そこで職場の周辺を昼休みに散歩しながら、目につくものを携帯のカメラで撮影することにしています。
これは街路樹として植えられているコブシの木です。最近は冷え込みが強くて、日中でも10度を下回ることが多いのですが、樹木のエネルギーは大したものです。着々と花芽が膨らんできています。
モクレン科のコブシは、もともと山あいに育つ木です。中部以北には白い花びらにピンクのかかった花を咲かせるシデコブシという種類もあります。
山間部に育つべき樹木が、ストレスの多い都市環境に耐えながら育つ。そして毎年季節になると可憐な花を咲かせ、その花が終わる頃には柔らかい新葉を出す。そんな姿を見るにつけ、ホントは山に戻してやりたいと感じます。