常緑ヤマボウシの花

たくさんの白い花をつけて畑の一角を飾ってきた常緑ヤマボウシ*1にホンモノの花が咲きました。遠目にも目立つ白い花の正体は、四枚の苞(ほう)でした。これが花びらのように見えていたのです。
ホンモノの花というと、小さな花が集まってできた集合花で四枚の苞の中心にあります。ここ数日の日照りで一斉に開き始めたようです。
直径1ミリほどの小さな花なのでわかりにくいかも知れませんが、雌しべや雄しべがあります。

晩秋のころには、この集合花が赤く熟して直径1、2センチほどの玉*2になります。
日本では在来のヤマボウシからとれた色素を黄色の染料にしてきたということです。黄色の染料と聞けば、すぐ思い出すのがクチナシの実です。これはお菓子やその他の食品の色づけなどに使われていますが、ヤマボウシからとれた染料はどんな用途に使われているのでしょうか?ヤマボウシも食べることができるので、これも食品の着色とかに使われているのか、それとも布などの染料か。せっかくですから、勉強してみたいと思います。