フユウガキ

木を植えるなら実のなる木も植えたい。できるだけ大きな実のなるものにしたいと考えました。
何にするか、いろいろと迷ったのですが、結局フユウガキに決めました。フユウガキの苗はけっこういい値段でした。昨年は植えて2年目でしたが20個ほどの実をつけました。「桃栗三年、柿八年」と言いますが、一体どこから数えるのでしょうか。八年が本当なら、このフユウガキは苗木として相当の年数を経ていることになります。

ところが、せっかくの実がつぎつぎと黄色くなって落ちてしまいました。原因は、カキノヘタムシでした。この虫が、文字通りカキのヘタに穴をあけていたのです。黒く見えるのがへタムシです。スミチオンを使えば効果があるらしいのですが、しばらく様子をみることにしました。

ヘタムシだけでなく、カラスにも突かれて最初の20個が2個の収穫になる始末。
無農薬でとおしてみましたが、へタムシの被害を防ぐのはなかなか難しい。なにか、いい方法はないでしょうか。味のほうは、とても甘くて満足できるものでした。2年目としては、上出来と言っていいでしょう。

そして、ことしで3年目です。花の数を正確に数えたわけではありませんが、100個以上の花が咲いたと思います。しかし、幹はまだ細いし背丈はわずか1.4mほどです。実が直径2cmほどに成長したところで、思い切って摘果して2割ほどに減らしました。それがへタムシとカラスの被害で、9月には10個あったのが、10月には8個に減ってしまいました。1週間前に1個、きょう3個を収穫。大きいもので直径8.5cm、重さ262グラム、小さいもので直径7.5cm、220グラム。
四方にスジが入って、見るからにフユウガキらしい立派な面構えになりました。フユウガキって、収穫直前に、ぐぐっと大きくなるのです。初めての体験でしたがこれにはビックリでした。とても甘いフユウガキでした。寒くならないうちに、感謝を込めて有機肥料をあげようと思います。
(右上の写真は、カラスの被害を受けた柿)

*今年のフユウガキの収穫(10月13日)
9月30日(土) 1個 ?
10月 7日(土) 3個 最も大きいもの 直径8.5cm、重さ262グラム
10月 9日(月) 3個 最も大きいもの 直径9cm、重さ273グラム
10月13日(金) 1個 直径8.5cm、重さ300グラム