イラガ

野菜づくりの記録といいながら、いきなり虫の話題になりました。
畑の隅で大切に育てている柿の木にイラガを発見。まじまじとイラガを観察するのは初めてのことだが、よく見ると結構ユーモラスな形です。イラガの幼虫は柿の葉が好物らしい。葉の裏面に行儀よくならんでぽりぽりと食べています。
見た目は愛嬌があるが油断大敵。うっかりさわるものならチクッと刺されます。そのあとしばらくしつこい痒みが続く。刺されてみて「イラガ」とはうまい名前をつけたものだと改めて感心しました。

一口にイラガといっても種類は多いようです。図鑑によると、アオイラガとヒロヘリアオイラガの見分け方はとても微妙。頭側に一対の橙色のトゲがあるのは、ヒロヘリアオイラガの特徴。(下の写真)
この橙色のトゲは、4齢まではみられないようだから、上(↑)もアオイラガでなく、ヒロヘリアオイラガかも知れない。上の方が9月中旬、下の方がその1週間後。

背中はトゲだらけなのにお腹には脚がない。ゼリーのようなヌメヌメしたお腹をしていてお腹全体ではい回るようにして移動します。だから、英語ではスラッグ・キャタピラー (ナメクジいも虫)と言うらしい。この写真(↓)などは、なかなか愛嬌があります。ということで、野菜づくりの記録といいながらたくさんのムシが登場するはずです。

にぎにぎイモムシ  CATERPILLAR

にぎにぎイモムシ CATERPILLAR