陽射しは春!

雪で苦労しておられる北国の皆さんには申し訳ないのですが、ここらは日中の陽射しが強くなり、すっかり春の気配が高まってきました。毎度ご紹介していますが、手前の花壇は冬枯れ状態。畑も野鳥の被害を避けるためネットをかけられた春キャベツや芽キャベツ、育ち遅れたホウレンソウがあるくらいで「端境期」とでもいうのか、そんな眺めです。

それでもジャガイモを植える予定地の土を掘り返してみました。上の写真左側の色の黒い部分。もちろんScientific Farmerは気配りの名人!人の楽しみを奪うことはしないので、請われて少しの手伝をすることはあっても、全体には「掘り返して貰った」というのが正しい表現です(^^)/

これまでの経験では、ジャガイモ栽培は病害虫がほとんど少ないので簡単!土壌のPHなどは気にしなくていいのですが、念のため酸度計で測ったらちょっとした発見がありました。それは何か所かの平均PHが6.5前後と高めだったこと!

いつもはPH5.0〜5.5前後。どういうことか。思い当たるのは最近、降雨日数が少ないこと。土壌学の久馬一剛先生の「土の科学」によれば、日本で降る雨の平均PHは4.7くらい。ヨーロッパの倍ほどの年平均降水量1700ミリの雨でしっかり洗われるため、日本の土は酸性になりやすいというのです。日本の雨がなぜ酸性か。これは元来火山国のため噴煙に含まれる酸性物質の影響のほかに、工業由来の硫黄酸化物、窒素酸化物の影響がありそうです。
本日のもうひとつの作業はベランダのスイートピーの移植。根が鉢の底から顔を出し始めたのです、それに明日から雨の予報。そこで移植することにしました。

もちろん、この作業もおまかせで私は記録係!それには、もうひとつの理由があります。この花壇部分には最近ルーピンを植えたほか、順不同ですがクリスマスローズやチューリップ、ウスベニアオイ、オニナベナ、花ニラ、6種類のスイセン、クロッカス、コルチカム、スカシユリモミジアオイヒガンバナキツネノカミソリ、ノースポール、ハナビシソウ、カラー、白と紫のシラン、ジャーマンアイリスホトトギスなどと数えきれないほどの種類が植わっています。その辺のことを飲み込んでないものには、さわらせて貰えないということなんです!

  • きょうの一枚 頂きものの野菜など

きょうも、お隣からリーキ、ニンジン、甘夏を頂きました!リーキは地中海沿岸原産の野菜で西洋ネギ、ニラネギなどと呼ばれています。ご馳走さま!
それとミカンが縦長になっているのはなぜか。この季節、畑ではいつも長靴なんです!