綺麗になったムクゲ

きょうは、大切な話です。虫の嫌いな方には申し訳ありませんが…。
畑にある3本のムクゲの最近の様子ですが、どの木も若葉がみずみずしく伸びて綺麗になりました。これは決して薬を撒いてアブラムシを退治したわけではありません。自然の力で綺麗になったのです。

20日ほど前はこんなでした。3月末から増え始めたアブラムシのため、全体が黒ずんで見えるほどだったのです。そしてそれを食べるテントウムシの幼虫がたくさん徘徊していました。お見せできないような写真もあるのですが…。

どのような条件下でも、このようにうまく行くとは思えません。でも、アブラムシが繁殖しているというだけで、慌てて薬を撒くとテントウムシやヒラタアブ、クモなどの益虫も殺してしまうことになります。それに薬剤抵抗性の問題があります。簡単にいうと農薬に強いアブラムシが出てきて、もう一段強い薬を使わないと効かなくなるわけです。高い繁殖力をもったアブラムシでは、そうした現象が現実に起きているのです。
バラなどの花卉植物のアブラムシは問題が大きいので、発生したら直ちに防除する必要があるのかも知れません。ムクゲのような丈夫な植物の場合は害虫の繁殖状況や天敵の活動などを見極めて、薬剤散布が不可欠な場合だけは薬を撒くというのがいいように感じますが、いかがでしょうか。

セリ、フキ、アオキなどの日陰を好む植物の中で育つドクダミが、かわいい花をさかせましたた。ドクダミ茶の原料にするため摘み取るタイミングを検討中。


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