アブラムシの秘密、テントウムシのサンバ

これまでもアブラムシのことは何回か書きましたが、きのうはその天敵のテントウムシが卵を産みつけていました。
ムクゲの枝に黄色い固まりがついていますが、これがテントムシの卵で、黒い点がアブラムシ。この時期のアブラムシは、単為生殖といって雌は雄なしで、直接雌の幼虫を産みます。卵を産まないので孵化するまでの時間や手間を省けるわけです。しかも幼虫は短い時間で成虫になり幼虫を産み始めます。こうしたことを繰り返しながらアブラムシは、すごい勢いで増殖します。1頭が1ヶ月で1万頭に増えたという事例もあるほどです。写真のアブラムシは、足やヒゲが短くて体は少し青みを帯びていますが、名前はわかりません。

テントウムシの卵を拡大すると綺麗に並んでいるのがわかります。80個以上はありそうですが、こうしたものがムクゲの木には6箇もありました。テントウムシの幼虫も成虫もアブラムシを食べますのでテントウムシはアブラムシの天敵とされています。こうして餌の近くに卵を産みつけているわけです。そのうちテントウムシの幼虫が現れるでしょう。できれば孵化の様子を写真に撮りたいものです。

最後の写真が、ムクゲの木で交尾していたナミテントウ?の成虫です。“テントウムシのサンバ”という曲、ご存じの方が多いと思いますが、テントウムシは交尾のとき体をブルブル、ブルブルと小刻みに揺らします。まるでサンバを踊っているみたいですが、作詞家はこうしたテントウムシの生態をご存じだったのでしょうね、ちょっと驚きです。私はこの曲、何気なく聞いていただけでした。

アブラムシも越冬のため秋には交尾して卵を産む種類が多いようです。わが家の畑のビックリグミにいるアブラムシがそうですが、上の記事一覧を開き「ビックリグミ アブラムシ」で検索してみて下さい。
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