クビキリギリスの生命力

天気予報が的中して小雨が降っています。メダカに餌をあげて様子をのぞこうとした時のことです。「パタッ」と何かが床に落ちる音がしました。見るとあのクビキリギリスでした。
11月末にベランダで見つけたので、室内の鉢植えのオリヅルランの上にそっと移しました。それが姿を消して行方不明になっていたのです。成虫で越冬するとは言え、室内の人工的な環境下です。自分で探した好みの場所でもありません。てっきり元気な姿にはもう会えないのかなと諦めかけていました。あれから一切、飲まず食わずでほぼ二ヶ月ですが、全然衰えた様子はありません。

人間は、一年中三度の食事を食べながら生活しています。しかし、キリギリスは年中食事や水分をとるとかしなくてもいいのでしょう。水とイチゴの切れ端を入れた小皿を差し出しても知らんぷり。さっさと移動しはじめました。しかも、水槽の縁から短い距離とは言え空中を飛んでカーテンに飛び移りました。外見だけでなく、飛んだり跳ねたりする体力も十分に残っているようです。恐るべき生命力です。
写真がわかりにくいかも知れませんが、その後カーテンでじっとしています。

窓際にメダカや熱帯魚の水槽、鉢植えの植物がありますが、この鉢植えにでも隠れていたのか。それにしても、いまごろになってなぜ姿を見せたのか。
きょうは地球環境の危機を訴える「アース」という話題作が封切りされるそうです。それに「スキーの日」だとか。そういえば体型がどことなくスキーをはいた姿に…。何かのアピールに出てきたのかも知れません。
真相はわかりませんが、何とか元気で春を迎えてほしいものです。11月末の様子は、下の*1をクリックして見て下さい。