元気いっぱいのニンニク

問題は、昨年4月21日のこの写真。ここ2年ほどはニンニクの葉先が黄色く枯れて生長が衰え収量がおちるという散々な目にあってきました。

しかも昨年は、タマネギまで悲惨な状態で見るのも嫌になるこの写真。しかし注意すべきは周辺の畑のタマネギも似た症状が出ていたこと。これはわが家だけではなかったのです。

今シーズンもニンニクを植えてみました。その時のことはに書いてありますが、「ニンニクを植えてみたけど…」というタイトルからして、いかにも自信がなさそう!
というのも、ネギ類のこの種の病気は、糸状菌というカビが原因で発生します。そしてこの菌は土で感染するので始末が悪い。つまり一度土が病原を持つと、いくら健全なニンニクを植えても同じ病気を発症する恐れがある。3年続きで失敗する恐れ大だったのです。
しかし自称Scientific Farmer、ここで諦めるわけには行かない。タイトルは自信なげでも、色々と病気の特徴を踏まえて植え方の工夫をしてみたつもりです。それは、畑の土とニンニクが接触しないように培養土を使ったこと。写真ではわかりにくいかも知れませんが、ニンニクのまわりの少し黒めの土が培養土。正直言って、そんな子どもだましみたいなことがうまく行くはずはない。その意味ではダメ元の試みでした。

にほんブログ村 花ブログ 果樹・野菜(家庭菜園)へ
にほんブログ村
そして、これが今年のニンニクの、いまの様子です。見て下さい、この元気ぶり!正面は青森産の大玉のニンニクがとれる種類です。この脇にわが家の自家産が植えてありますが、生体感染するということです。そういえば、こちらはすこし葉先が黄色くなっています。でも昨年に比べれば元気。

それにタマネギもこんなです。こんなにうまく行っているのはなぜなのか。

培養土を使ったことが効果を出したのか。まさかそれだけでこんな結果になるわけがない。しかもタマネギにいたってはいつもどおり植えただけ。
となると、天候が一番の要因ではないか、と気づいて冷や汗をかいている菜園tific Farmerなのです。
それでもいいのです。結果がよければ、と収穫の期待に胸ふくらませ思わずニンマリです。
ただ、まだまだ安心はできません。収穫まであとひと月あまり。たしか昨年のこの時期のタマネギは結構元気でした。
これからの天候がどうなるか…。やはり野菜づくりはお天道様の力が大きいということです。

  • きょうの一枚  ワサビ菜の花

アブラナ科の黄色の花が、生垣のセイヨウカナメモチの赤に映えて…。