3種類のカマキリの卵

冷たい風が吹くようになって、目につく小動物がめっきりと少なくなりました。元気に活動しているのは、せいぜいビックリグミ、ウメノキのアブラムシだけ。
きょうは、あらためてカマキリの卵を確認してみました。オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリの3種類の卵が見つかりました。成虫を見分けるのは難しいのですが、卵の識別は比較的簡単です。まず、オオカマキリの卵です。スイフヨウで2個みつかりました。そういえば、このスイフヨウには遅くまで大きなカマキリがいました。

これはチョウセンカマキリの卵です。この種類の卵の数が一番多くイヌマキムクゲに合計5個。成虫は前脚のつけねが朱色なので見分けやすいが、卵も特徴のある細長い形状をしています。
最後がハラヒロカマキリの卵です。イヌマキに1個だけ産みつけられていました。
カマキリの卵は、正確には卵鞘(らんしょう)と呼ばれます。発泡スチロールのような手触りの泡状物質の中にたくさんの卵が入っているわけです。沢山の空気を含んでいるので断熱効果があり衝撃にも強い構造になっています。昨年は1個だったのが、今年は発見しているものだけでも8個あります。
来年はカマキリが増えて、凄いことになりそうですが、果たして…。子供のカマキリはここ、カマキリの成虫はここをクリックして見て下さい。