アブラムシの交尾


ビックリグミのアブラムシが、いま有性繁殖の季節を迎えています。卵の写真は23日の日記に載せましたので、下の*1をクリックしてみて下さい。今朝は、有翅雄虫と無翅雌虫が交尾している写真を撮ることができました。目が慣れてくると幹のあちこちにこうしたカップルが何組もいました。

アブラムシは、春から夏にかけてはメスだけの力で幼虫を産む単為生殖を行います。雌の体内で卵が孵化するので、雌からは幼虫が次々に産まれ数が爆発的に増えます。しかし、秋も終わりの頃になると耐寒性の高い卵で越冬するため、雄、雌が交尾して卵を産む(有性繁殖)のです。
いまの季節は、有翅個体はほぼオスだけのようです。しかし、春から夏の有翅個体にはメスがいるということでしょうか。オスの有翅個体は別の寄主に飛んでいって幼虫を産むことはできないはずですから。