フユウガキ、常緑ヤマボウシ アゲハ


台風の強風による被害を防ぐため、ヤマボウシをシュロ縄で三点留めして、それからフユウガキにはキュウリネットをかけてみたのですが、この作戦は見事に大成功でした。携帯電話のカメラで撮影して貰ったので画質が落ちますが、ヤマボウシの葉は青々と茂っていて何事もなかったかのように立っていました。そしてフユウガキの枝も実もまったく無事でした。意外にもスイフヨウ2本ととセイヨウカナメモチ1本が転んでいました。
 



ところでユズの鉢植えに移住してわが家に越してきた3匹のアゲハ幼虫のうち2匹はすぐに蛹になったので、幼虫は1匹だけ残っていました。最初は畑で餌が不足していて痩せて弱々しい感じでしたが、引っ越してきてから、新しいユズの葉をタップリと食べたせいか、丸々と太ってきました。そして、昨夜から写真の場所が気にいったらしくそこで動きをとめ、しばらくするとクネクネと体を動かしながら、自分の体に糸をかけて固定しました。そして夕方、仕事から帰って見ると鮮やかな緑色の蛹になっていました。これで餌になる木では蛹にならないという、これまでの観察結果が覆される結果になったわけです。
天敵に襲われやすい場所で、身動きができない前蛹状態になるととても危険です。餌木には、普通だと何匹もの幼虫がいますので、ただでさえ天敵にねらわれやすい。そうしたリスクを避けるために、天敵にねらわれにくいところで蛹になるのではないかと想像しています。このアゲハ幼虫は室内のユズの木にはそうした危険がないことを、どのようにして察知したのでしょうか。とても不思議です。