ハクサイが育ってきました

一度身についたさぼり癖…。最近感じるんですが、これはこれで慣れてしまうと、なかなかいいもんです。律儀で窮屈な性分。自分でそう言うのもなんですが、わかっていてもなかなか手を抜くことができない。律儀だからさぼることができないのか、さぼることができないから律儀なのか。ホントかいなと感じますが、来年1月初めの古希を前に、ようやくさぼりとか、手抜きの楽しさに気がついた…、という次第です。
おかげで、このブログの更新はこの春頃からすっかり、のびのびになっています。家庭菜園が続く限り、これを記録するブログは続くなんて書いていたのが懐かしくなるほど。でもご心配なく、実際に家庭菜園の管理を担当する管理人のサポート役、つまり、畑で発生する昆虫の観察・写真撮影係は相変わらず続けております。
家庭菜園の管理人、つまりわが家の奥様でも17年も家庭菜園をやっていると、昆虫の知識が増えてくるんですね。いまでは野菜の食われ方、つまり食痕とそこに残された糞を見れば、それがどんな害虫なのか、ちゃんとわかるようです。もちろん、害虫といっても、この季節なら、モンシロチョウの幼虫の、いわゆるアオムシやヨトウムシ、キクキンウワバ、オンブバッタ、コガネムシ類の幼虫くらいしかいませんので、それほど難しいことはありませんが。
先日も「早く来て!カメラをもって!」という声がするので、何事かと近づいてみると、ネギの葉が2本ほど倒れており、その根元に幼虫の姿が(右下赤丸内、ちょっとピンボケしていますが)ありました。通称「ネキリムシ」とも呼ばれる、ヨトウムシ(はじめにコガネムシ類と書きましたが勘違いです)の仲間でした。とまぁ、こんな具合で、かなり昆虫対策の腕をあげています。

それと最近発生したパソコンのトラブルについて愚痴を書きます。じつは困ったことが起こりました。愛用のlenovo x230が起動しなくなったのです。電源スィッチを押しても、ボタンの周りの緑のランプがつくだけで、あとはうんともすんとも言わない。NETで見つけた処方箋を試しても改善しない。このままでは、これまで撮りだめしてきた写真がどうなるか、心配です。幸い、今年の5月までは外付けのHDに写真データをバックアップしていたのでそれは良かったのですが、それ以降のデータが取り出せない可能性が高いのです。そこで、パソコンを買ったヨドカメに行き問合せしたところ、これはBTOという、メーカー扱いの商品なので、lenovoサポートに直接相談するように言われたので、仕方なくそのサポートに電話すると、「保証期間は1年だけであり、4年半過ぎた商品だから見積もりすると数万円かかりますよ、どうしますか。データの復旧だけなら、専門の業者に依頼する方が無難です。こちらは成功報酬で、最大80000円はかかるでしょう」という対応。あぁ…、それなら写真データの回復は諦めて、もっと使いやすくて丈夫な新しいパソコンを買おうと考え、いま機種を検討中です。
運よく最近、使用している2台のカメラのSDカードに画像データが残っていたので、それをこの予備のPC(ホントは、PCというより、タブレットにキーボードのついた、簡易なもの)に取り込んだおかげで、最近の画像データは確保できました。上の画像も一昨日撮ったもの。
といった具合で、本題のハクサイの近況の紹介が遅れましたが、結論から言うと、9月台風通過後に植えたハクサイは植栽直後に台風一過の日照りの洗礼を受け、そして10月の雨と日射続きでダメージを受けたものの、ここにきてようやく順調に育ちはじめました。台風22号接近で油断はできませんが。

思い起こせば、昨年の10月は極端な雨不足で、そのあげく11月としては史上初の季節外れの積雪。とうとう期待どおりの大きさのハクサイができず、毎シーズン3回のキムチづくりも、昨シーズンは2回で終わりになりました。今年はキムチづくりを始めて10回目の記念すべき年。完全無農薬のハクサイを使い9シーズン、ハクサイキムチをつくってきましたが、今年は何とか、並みのハクサイで美味しいキムチをつくりたいものです。つい最近まで防虫ネットをかけていましたが、ハクサイの頭が網に使え始めたので、思い切って外しました。たちまちモンシロチョウがよってきて卵を産み付けていましたが、たいした被害にはならないので心配ありません。

さて、ハクサイ以外の野菜はどんな状況か。久しぶりにその他の野菜の様子を紹介します。一番は、このハヤトウリです。カキノキなどに絡みつかれて、大暴れされた昨年の失敗を反省して、今年は行儀よく育てています。

一株だけですが、昨日までに20個ほどは収穫したでしょうか。近隣の皆さまにお配りして喜んでいただいております。

ニンニクも順調に育ち始めました。ひょっとしたら、最近では一番の出来かも。

あと畑の果樹ですが、渋柿3個がみのりました。先に色づいた2個を干し柿に。毎日雨が降るので果たして完成するか心配しましたが、写真は干して1週間くらいで、このあと美味しくいただきました。とにかく甘い…。

3個目の干し柿のほぼ完成に近い写真です。表面に白い粉の吹いたものがつくりたいが、今年の10月の天候では室内干しのため無理でした。来年こそは!

もうひとつ果樹の話題ですが、こちらはベランダのパッションフルーツです。例年に比べひと月遅れの花を咲かせ、結局10個の実がなりましたが、ようやく食べごろになりました。左側がとりいれて1週間ほど過ぎたもの。右側が取り入れたばかり。

パッションフルーツは熟すと、ぽトンと実が落ちます。なり口に切断面が用意されていてカミソリで切断したように、綺麗に横一線で切れる仕組みになっています。こんな果物は初めてです。

最近では、家庭菜園のほかにも楽しむ機会が増えました。今月初めには丹沢に学生たちと出かけて、シカやムササビの生態を勉強したほか、地球元気村(風間深志村長)のクレソン摘みに参加したり、麻績村での昆虫観察会にでかけたりと、若者や動物、昆虫に元気を頂いております。時間を見つけて、それらについても紹介したいと考えますが、写真は丹沢で撮ったシカのつがいです。そう丹沢は四月に続いて二回目でした。

こちらはムササビの痕跡のようです。こうした動物との共生を意識した森づくりもこれからは大事になるのかも知れません。

と、今回はここまでにします。さぼり癖が本物になってきましたので、次回はいつになるかわかりませんが。