野鳥のねぐら、畑のアブラムシ対策

のどかな週末でした。団地に450本はあるといわれている桜ですが、先週の気温低下が影響して開花が遅れています。今朝は、まだ2分咲き程度。

いつもはソメイヨシノのあとに開花するオオシマザクラ。どういうわけか、数輪が咲いていました。

夕方にはソメイヨシノも5分咲き程度になりました。明日の朝、早起きして写真を撮ってやろうと思いますが、桜に誘われて現れる野鳥のことを考えると、これまでの花を見る楽しみが倍になったような気がします。
野鳥と言えば、最近は街を歩いていてもその姿や鳴き声が気になります。地元のJR駅交差点前で、思いがけないところで休む野鳥を見つけました。スマホの写真なので種類まではよくわかりませんが、赤い枠の中がそうです。先週木曜夜の10時半ごろ。

翌日は帰りが6時半ごろと、いつもより早かったので、同じ建物を観察すると1羽いるのが見つかりました。どうもハクセキレイみたい。しかも大量に白い糞があるので、夕暮れ時からここに集まり、夜常駐してるようです。つまり、ここはハクセキレイのねぐらというわけです。先週、Tpongさんに教えて頂いたことを思い出しました。

次の日の9時半ごろ、三脚を持って再び夜の鳥の様子を撮ってみました。どの鳥も頭を引っ込めて、すっかりお休み状態。ざっと数えると60羽前後はいました。

駅前の樹木にたくさんの野鳥が群がって騒いでいることがありました。スズメにしては大きいし、ヒヨドリでもない。ピィピィと鳴いていたので、この鳥だったのかも知れません。これからが楽しみです。
次の話題はソラマメ。成長して頭がつかえるようになったので、ネットをはずしてみました。ここにありますが、1月末のソラマメは悲惨な状態。いまではすっかり立ちなおり、2列のうち日射しが良く当たる右側の列の成長が勝っています。自然条件のちょっとした違いが、成長に影響するから驚きです。

花がたくさん咲いていました。

問題はこのソラマメヒゲナガアブラムシ。ぷっくり太った幼虫が花のなり口に群がっています。古くから、ソラマメの害虫として知られ、マメ科の植物に寄生します。

アブラムシはウイルス性の病気を媒介する、と思い込んでいる自称“Scientific farmer”にとって、この状態を見逃すわけには行きません。すでに葉や茎が委縮して、モザイク病を発症している株(赤の線で囲まれた部分)も見受けられます。

病気の株に針を刺して液を吸い、健康なソラマメに移動してそこで体液を吸うときに病気を媒介する。アブラムシは、こんな風にソラマメに針を刺して汁を吸います。写真は晩秋のころの羽の生えた有翅個体(♂)です。
こうしてみると、とても可愛らしいアブラムシです。「無用の殺生はしない」ことにしていますが、これだけは放置できません。いよいよ歌うfarmer“TOKIO”の「鉄腕ダッシュ村」(日テレ)で知った「ニンニク茶殻トウガラシ酢ニラ焼酎コーヒー殻ショウガ」の生薬を試してみたいと思います。Wikiによれば、生薬は「天然に存在する薬効を持つ産物から 有効成分を精製することなく体質の改善を目的として用いる薬の総称」とありますから、今回のものを生薬と呼ぶのはどうかと思われるかも知れません。まぁ、「生物農薬」の「生」と「薬」からできた造語ということにしておきます。
つくるときは、唐辛子のカプサイシンやニンニクの匂いなどが部屋中にたち込めて、とても危険な状態になるというのです。材料を再掲すると、皿の上が、茶殻、ニンニクとショウガ、激辛の細挽き唐辛子、コーヒー殻。それからニラ、酢、焼酎の8種類。

水400ccと材料を底の深い鍋に入れて、グラグラ湧いてきたら、酢と焼酎を加えて火をとめます。

鍋に蓋をして冷えるのを待つ。カプサイシンやいろんな匂いが立ち込めて、ちょっと危険…。この鍋のなかに、画期的な生薬があるかと思うと、早く試してみたくなりました。

ろ過したのがこちら。材料の色が混ざって、妖しい色。

さっそく畑に行って、ソラマメのアブラムシにかけてみた。すると、アブラムシがぼろぼろっと落ちるではないですか。ソラマメのアブラムシは、まだ少ないので、たくさんのアブラムシが群がっているカラスノエンドウにもかけてみました。
こちらが施工前。

これが施工後。やはりアブラムシは生薬がかかった途端にパラパラと落ちます。即死ではないですが動きも鈍くなるのです。昨年10月のTOKIOの「鉄腕ダッシュ村」の麦に発生したマイマイガにリーダーがこの生薬をかけたら幼虫がぽろぽろと落ちる光景が蘇ってきました。

どうやら大成功のようです。生薬のどの成分が効いているのか。いくつかの成分が合わさって効果を発揮したのか。だって、ニンニクやトウガラシの汁を吸うアブラムシだっているのです。その意味で謎が多いのですが、長年悩んできたことが、突如解決しそうで不思議な気分。まぁ、もう少し様子を見る必要がありそうです。
最後は、ジャガイモとエダマメ。今年のジャガイモは、男爵とメークイン。11日に植えましたが、メークインの芽が出てきました。

エダマメは、発芽までには時間がかかりますが、きょうはお隣のSさんに「湯上り娘」の苗10本を頂いて植えました。「湯上り娘」は、とても美味しいエダマメですが、いつもながら有難うございます。

エダマメの栽培のポイントは、カメムシの被害対策。防虫ネットでカメムシの侵入を防ぐ方法で実験済み。
この前まで寒さを気にしていたのに、もうエダマメ栽培の季節。時間の移り変わりの速さに驚くばかりです。



愛嬌のある、かわいい鳥です。

ーきょうの一枚 畑のアネモネが満開
何色あるか、数えてみると7色ありそうです。